放電破砕工法
放電破砕工法は、電気の力で火薬類に近い衝撃力を発生させて、
岩盤やコンクリート等を効率良く破砕できる新技術です。
僅かな消費電力で完全迅速に、硬くて強固な岩盤やコンクリートを破砕出来き、
また、騒音が小さく、市街地や屋内での工事にも適用できます。
特徴
1.火薬類を使用しない破砕工法
火薬類取締法の規制を受けません。
2.破砕力・騒音・振動の制御可能
低振動・・・30m離れると周囲環境と同一レベル
低騒音・・・30m離れると70dB程度に減少
低粉塵・・・破砕時の粉塵はほとんどなし3.狭い現場や室内でも施工可能
遠隔操作ができ、狭い現場での施工が可能
※騒音は、実験室レベルで試験体から3m離れで
120dB程度の減少を確認しています。
具体例
岩に削孔(Φ20mm程度)し、放電カートリッジを挿入し、
それに電気の力で火薬類に近い衝撃力を発生させ破砕する工法
実績
作業所名称 | 工事内容 | 破砕量(m3) |
---|---|---|
豊田中工区作業所 | 民家近接切土部における 転石放電破砕 |
100 |
塩沢トンネル作業所 | 坑口上部の転石放電破砕 | 20 |
豊田中工区作業所 | S3調整池硬岩処理 | 15 |
※当社の有資格者11名
コンクリート破砕
転石破砕
ドローン事業
写真測量を利用して高精度な三次元図面を作成し、
土量管理、工事の進捗管理に応用します。
航空写真測量の流れ
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1.空撮計画
空撮現場及び飛行条件の確認、飛行ルートの設定などを行う。
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2.対空標識の設置及び測量
対空標識を現場の各所に設置し、座標を測る。座標はデータ処理時に使用。
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3.空撮飛行
飛行条件を満たし、風速5m/s以下、明るく影が濃くない時間帯に撮影を行う。
飛行方法は、オーバーラップ80%以上、サイドラップ60%以上の写真が撮れるルートで自動航行する。 -
4.データ処理
空撮した写真を用い、データ処理用のソフトで 点群データを作成し、3次元データ化する。
飛行実績
作業所名称 | 場所 | 工種 | 航空内容 |
---|---|---|---|
豊田中工区作業所 | 愛知県豊田市 下山田代町 | 造成工事 | 造成現場空撮 航空写真測量 |
狩野川アーチ作業所 | 静岡県伊豆市 矢熊 | アーチ橋架設工事 | 橋梁現場空撮 ロアリング状況の撮影 |
西平井浄水場作業所 | 千葉県流山市 西平井 | PCタンク改修工事 | PCタンク空撮 施工進捗写真の撮影 |
西平井浄水場1号配水池 改修工事
施工進捗状況写真
シールド工事
スライド式バックアンカー工法
特徴 センターホールジャッキ方式との比較
センターホールジャッキ式 | 本工法 |
---|---|
別途センターホールジャッキを 使用して仮発進する |
シールドジャッキ を使用して仮発進する |
センターホールジャッキから シールドジャッキへの切替えが必要 |
シールドジャッキ使用のため ジャッキの段取替えがない |
テールブラシの損傷のリスクなし | シールドジャッキ引き込み時に テールブラシの損傷リスクに対し、 テールクリアランスを確保することで対処 |
施工手順
- 支圧壁設置
- エントランスパッキン及び金物設置
- スライド式バックアンカー設置
- 反力支柱設置
- シールド機にバックリング及びローリング防止装置取付け
- PC鋼棒設置
- 仮組セグメント組立、セグネントとバックアンカーをシールドジャッキに固定
- シールド機を数m前進後、シールドジャッキーを縮めセグネントとバックアンカーを引き込む
- バックリング及びローリング防止装置を取外す
本装置は日建リース工業よりリース
広島県でのシールド工事(2020年10月)、と愛知県でのシールド工事(2021年11月)で施工実施有り。